GPU アクセラレーションインスタンスの作成

更新日時2025-03-27 13:19
重要

このトピックには、必要な予防措置に関する重要な情報が含まれます。このトピックをよく読んでから進むことをお勧めします。

GPU アクセラレーションインスタンスは、大規模な並列計算およびグラフィックレンダリングのシナリオにおいて、強力な計算能力とグラフィックス処理能力を提供します。GPU アクセラレーションインスタンスの利用により、計算能力を向上させ、専門的なグラフィックデザインの要件を満たすことが可能です。このトピックでは、GPU アクセラレーションインスタンスの作成方法について説明します。

作成手順

  1. Elastic Compute Service (ECS) コンソールのインスタンス購入ページに移動します。

  2. 画面上方の [カスタム購入] タブを選択します。

  3. 業務ニーズに応じて、 課金方法、リージョン、ネットワークとゾーン、インスタンスタイプ、およびイメージを設定します。

    詳細については、「設定項目についての説明」をご参照ください。

  4. 購入する前に、インスタンスの全体的な設定をチェックして、業務要件を満足した上で、購入期間等を設定します。

    インスタンスの購入期間の設定は、課金方法によって異なります。

    • 従量課金インスタンスまたはプリエンプティブルインスタンス:インスタンスの自動リリース時間を設定できます。インスタンス作成後、手動でリリースすることも、または自動リリースを設定することも可能です。操作手順については、「インスタンスのリリース」をご参照ください。

    • サブスクリプションインスタンス:購入期間を選択します。自動更新を有効にするかどうかを指定します。インスタンスは作成された後、手動で契約更新することも、または自動契約更新を有効にすることもできます。操作手順については、「サブスクリプションインスタンスの更新」をご参照ください。

  5. ECS 利用規約製品利用規約をお読みいただき、 同意の上で、チェックボックスにチェックを入れてください。

  6. [注文確認] をクリックします。

  7. 支払いページで、インスタンスの合計料金を確認します。指示に従って支払いを完了します。

設定項目についての説明

課金方法

課金方法によって、インスタンスの料金および料金計算ルールが異なります。インスタンスのリソースのステータス変化規則も、課金方法によって異なります。

課金方法

説明

関連ドキュメント

課金方法

説明

関連ドキュメント

サブスクリプション

リソース使用前に料金の支払いが必要です。

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サブスクリプション

従量課金

リソース使用後、料金の支払いが可能な課金方法です。料金は秒単位で計算されます。必要に応じてリソースを購入したり、リリースしたりすることができます。

説明

コストを削減するために、節約プランやリザーブドインスタンスの併用を推奨します。

プリエンプティブルインスタンス

リソース使用後、料金の支払いが可能な課金方法です。割引のない従量課金インスタンスとは異なり、未使用の ECS に入札することで、割引価格でプリエンプティブルインスタンスを作成できます。ただし、 プリエンプティブルインスタンスは、市場価格の変動またはあるタイプのインスタンスのリソース不足によって、自動的にリリースされる場合がありますので、ご注意ください。

プリエンプティブルインスタンス

リージョン

リージョンとは、Alibaba Cloud データセンターがデプロイされた地理的な場所です。レイテンシを減らすためには、自分の地理的な場所に最も近いリージョンを選択してください。 インスタンス作成後、インスタンスのリージョンは変更できません。 詳細については、「リージョンとゾーン」をご参照ください。

ネットワークとゾーン

Virtual Private Cloud (VPC) の利用を推奨します。VPC は論理的に互いに隔離されているため、セキュリティを強化するほか、Elastic IP Address (EIP)、IPv6、Elastic Network Interface(ENI)などの機能もサポートしています。

リージョンは、独立した複数のゾーンから構成されています。ゾーンは、独立したネットワークと電源供給を持つ物理的な領域です。同じゾーンにデプロイされているリソースはネットワークを共有し、お互いに最小限のレイテンシで接続されています 同じゾーンにデプロイされたサービスは、より高速な通信速度を提供し、より効率的なビジネス運用を可能にします。

ネットワークタイプ

説明

関連ドキュメント

ネットワークタイプ

説明

関連ドキュメント

VPC

VPC は、ユーザーの業務に使用できる専用の、分離されたネットワークです。 ユーザーは自分の VPC を完全にコントロールすることができます。 たとえば、プライベート CIDR ブロックを指定したり、VPC のルートテーブルやゲートウェイを設定したりすることができます。

選択したリージョンに VPC を作成しない場合は、この手順をスキップしてください。 システムは自動的にデフォルトの VPC と vSwitch をこのリージョンで作成します。

既存の VPC と既存の vSwitch を選択します。 または、[VPC の作成] および [vSwitch の作成] をクリックして、VPC コンソールで VPC と vSwitch を作成します。VPC と vSwitch の作成後、ECS インスタンスの購入ページに戻り、refreshアイコンをクリックして、最新の VPC と vSwitch 一覧を取得できます。

説明

インスタンスに IPv6 アドレスを割り当てる場合は、IPv6 CIDRブロックが有効になっている VPC と vSwitch を選択してください。

インスタンスとイメージ

インスタンスタイプとイメージは、vCPU、メモリ、OS などのインスタンスの基本属性を決めます。

インスタンスタイプ

使用可能なインスタンスタイプは、選択したリージョンによって異なります。 各リージョンで使用可能なインスタンスタイプページに移動して、各リージョンで使用可能なインスタンスタイプを確認できます。

インスタンスに対して特別の設定を求める場合、たとえば、インスタンスに複数の ENI をバインドしたい、エンタープライズ SSD (ESSD) またはローカルディスクを使用したい場合、予め選択したインスタンスタイプが業務要件を満たしているかどうかを確認してください。インスタンス仕様の特徴、適用シナリオ、および標準などについては、「インスタンスファミリーの概要」をご参照ください。

課金方法プリエンプティブルに設定する場合、インスタンス使用期間と最高単価を設定する必要があります。

  • インスタンスの使用時間とは、プリエンプティブルインスタンスの保護期間を指します。保護期間が終了すると、リソース不足または市場価格よりも低い入札のために、インスタンスがリリースされる場合があります。

    オプション

    説明

    オプション

    説明

    1 時間

    インスタンスの作成後、1 時間の保護期間が付与されます。保護期間中、インスタンスは自動的にリリースされません。

    なし

    保護期間なしで作成されます。保護期間のあるプリエンプティブインスタンスより安いです。

  • インスタンスあたりの最大価格

    オプション

    説明

    オプション

    説明

    自動入札の使用

    インスタンスのタイプに応じて、対応リアルタイム市場価格が自動的に使用されます。料金は変動する場合がありますが、従量課金を利用するインスタンスの価格より高くなることはありません。自動入札は、入札価格が市場価格より低いためにプリエンプティブルインスタンスがリリースされるのを防ぐことができます。ただし、リソース在庫不足でインスタンスが自動的にリリースされるのを防ぐことはできません。

    最大価格を設定

    価格の上限を指定します。リアルタイム市場価格がこの価格の上限を超えた場合、またはリソースが不足している場合、プリエンプティブルインスタンスはリリースされます。

インスタンス仕様設定後、[現在の選択] 項目から仕様の詳細を確認できます。

イメージ

イメージには、インスタンスの実行に必要な情報が含まれています。 Alibaba Cloud は、簡単にアクセス可能なさまざまなイメージを提供しています。次の表に、イメージタイプを示しています。

イメージタイプ

説明

イメージタイプ

説明

パブリックイメージ

Alibaba Cloud が提供するパブリックイメージは、正規ライセンスを取得しています。また、Windows Server OS イメージおよび主流の Linux OS イメージを実装しています。

カスタムイメージ

作成またはインポートすることができるイメージです。初期システム環境、アプリケーション環境、ソフトウェア構成などが実装されているため、繰り返し行う手動構成の時間を省くことができます。

共有イメージ

他の Alibaba Cloud アカウントと共有されるカスタムイメージです。異なるアカウント間で同じイメージを利用してインスタンスを作成可能です。

Alibaba Cloud Marketplace イメージ

Alibaba Cloud Marketplace イメージは厳しいレビューを経ており、種類も豊富です。ウェブサイト構築やアプリケーション開発などに使用する、ECS インスタンスをワンクリックでデプロイできるクラウドサーバーです。

コミュニティイメージ

完全に公開されたイメージです。自分で作成したカスタムイメージを公開したり、他人が公開したコミュニティイメージを使用したりすることもできます。

イメージを選択する際、必要に応じて NVIDIA Tesla ドライバーを自動インストールするか、NVIDIA GRID ドライバーが事前にインストールされた無料イメージを選んで、ドライバーを同期してロードします。

詳細については、「GPUアクセラレーションインスタンスの作成時にTeslaドライバーを自動的にインストールまたはロードする」および「コミュニティイメージを使用して GRID ドライバーをロードする」をご参照ください。

ストレージ

インスタンスは、インスタンスにアタッチされているシステムディスク、データディスク、エラスティック一時ディスク、および Apsara File Storage NAS(NAS )ファイルシステムに基づいてストレージ機能を提供しています。ECS は、さまざまなシナリオでストレージ要件を満たすためにクラウドディスクとローカルディスクを提供します。

  • クラウドディスクは、ESSDシリーズディスク、標準 SSD、ウルトラディスクを含んでおり、システムディスクまたはデータディスクとして使用できます。詳細については、「ディスク」をご参照ください。

    説明

    インスタンスと同時に作成されたクラウドディスクの課金方法は、インスタンスの課金方法と同じです。

  • ローカルディスクはデータディスクとしてのみ使用できます。インスタンスの仕様にローカルディスク (例:ローカル SSD 型、ビッグデータ型など) が搭載されている場合、そのページにローカルディスクの情報が表示されます。詳細については、「ローカルディスク」をご参照ください。

    説明

    インスタンスにローカルディスクを手動でマウントすることはできません。

システムディスク

システムディスクは、オペレーティングシステムをインストールするために、使用されます。システムディスクのデフォルト容量は 40 GiB です。ただし、実際の最小容量は、イメージタイプによって異なります。両者の関係は以下の表で示しています。

イメージ

システムディスク容量 (GiB)

イメージ

システムディスク容量 (GiB)

Linux (FreeBSD と Red Hat を除く)

[max{20, イメージサイズ}, 2,048]

FreeBSD

[max{30, イメージサイズ}, 2,048]

Red Hat

[max{40, イメージサイズ}, 2,048]

Windows

[max{40, イメージサイズ}, 2,048]

(オプション) データディスク

データディスクは、アプリケーションデータを格納するために使用されます。データディスクを追加する際には、ディスクを暗号化することでデータセキュリティとコンプライアンスの要件を満たすことが可能です。データの暗号化については、「クラウドディスクの暗号化」をご参照ください。

説明

1 つのインスタンスに接続できるデータディスクの数に制限があります。 詳細については、「制限」トピックの「ブロックストレージデバイス」セクションをご参照ください。

(オプション) スナップショット

スナップショットは、特定の時点におけるディスクのバックアップです。 スナップショットからディスクを作成することで、データをすばやくインポートできます。自動スナップショットポリシーを利用して定期的にディスクをバックアップすることで、誤ってデータを削除するなどのリスクを防ぐことができます。

既存のスナップショットポリシーを選択するか、[自動スナップショットポリシーの作成] をクリックして、[スナップショット] ページで自動スナップショットポリシーを作成します。詳細については、「自動スナップショットポリシーを作成する」をご参照ください。 自動スナップショットポリシーが作成された後、ECS インスタンスの購入ページに戻り、refreshアイコンをクリックして、自動スナップショットポリシーの最新一覧を取得できます。

重要

料金はスナップショットが作成されると、発生します。スナップショットの課金については、「スナップショット」をご参照ください。

(オプション) NAS ファイルシステム

複数のインスタンス間で大量のデータを共有する場合、NASファイルシステムを使用することで、データのコピーと同期にかかるコストを削減できます。

既存の NAS を選択するか、[ファイルシステムの作成] をクリックして、File Storage NAS コンソールで NAS を作成します。 詳細については、「ファイルシステムの作成」文章の「NAS コンソールでの汎用 NAS の作成」部分をご参照ください。 NAS が作成された後、ECS インスタンスの購入ページに戻り、refreshアイコンをクリックすると最新 NAS 一覧を取得できます。 NAS をインスタンスにマウントする方法については、「ECS インスタンス購入後、NAS をマウントする方法」をご参照ください。

帯域幅とセキュリティグループ

ネットワーク帯域幅とセキュリティグループを設定することで、インスタンスがインターネットやその他の Alibaba Cloud リソースと通信できるようになります。また、ネットワーク通信においてインスタンスのセキュリティも確保できます。

(必須項目) パブリック IP アドレス

インスタンスがインターネットにアクセスできるようにするには、インスタンスにパブリック IP アドレスを割り当てる必要があります。ECS インスタンスの作成時に [帯域幅とセキュリティグループ] セクションで [インターネット IPv4 アドレスの割り当て] を選択すると、パブリック IP アドレスがインスタンスに自動的に割り当てられます。または、インスタンス作成後、EIP (Elastic IP アドレス) または NAT ゲートウェイを設定することで、インスタンスがインターネットにアクセスできるようになります。EIP または NAT ゲートウェイを別途購入する必要があります。詳細については、「EIPとは」 「NAT Gateway とは」をご参照ください。

[パブリック IPv4 アドレスの割り当て] を選択し、[帯域幅課金][帯域幅の値]または[ピーク帯域幅]を設定します。

帯域幅の課金については、「帯域幅の課金」をご参照ください。

帯域幅課金

説明

帯域幅課金

説明

固定帯域幅課金

指定した帯域幅の値に基づいて課金されます。実際のアウトバウンド帯域幅は、指定した帯域幅値を超えることはありません。

  • 帯域幅課金は、安定した帯域幅が必要なシナリオに適しています。

  • たとえば、インスタンスがネットワークと頻繁に通信し、帯域幅を長時間使用する場合や、帯域幅使用率が 10% を超える場合には、ネットワーク使用量に応じた課金方法として帯域幅課金を選択するとお得です。

トラフィック課金

実際のトラフィック量に基づいて課金されます。 トラフィックの急増による過大料金の発生を防止するために、アウトバウンドトラフィックの最大帯域幅を指定できます。

  • トラフィック課金は、帯域幅需要が変動するシナリオに適しています。

  • インスタンスの帯域幅使用率が 10% を超えず、時折トラフィックが急増する場合は、トラフィック課金を選択することを推奨します。

(オプション) [CDT 課金 にアップグレード] を選択します。CDT (クラウドデータ転送) 課金を利用することで、効率的で費用効果が高く、帯域幅費用を削減できます。これにより、柔軟な課金、無料のデータ転送クォータの提供、階段的価格設定、複数の Alibaba Cloud 製品に対する統合課金が可能になります。トラフィック課金方法とは異なり、CDT 課金では割引が提供されます。詳細については、「CDT とは」をご参照ください。

重要
  • 2024 年 12 月 12 日 00:00:00 から、何も操作がなくて CDT を直接利用できます。

  • CDTを有効にすると、すべて (既存と新規) の従量課金のインスタンス は、CDT によって課金されるようになります。ただし、帯域幅課金のインスタンスは、影響されません。CDT の請求書に関しては、料金コストコンソールで照会できます。

  • CDT を有効にすると、月間 200GB のパブリックネットワークトラフィックが提供されます。そのうち、 20GB はグローバル(中国本土を含む)リージョンで利用でき、残りの 180GB は中国本土以外のリージョンでのみ利用可能です。

セキュリティグループ

セキュリティグループは、セキュリティグループ内のインスタンスのインバウンドトラフィックとアウトバウンドトラフィックを制御するための仮想ファイアウォールです。 詳細については、「セキュリティグループ概要」をご参照ください。

選択したVPCにセキュリティグループがない場合、システムは自動的にデフォルトのセキュリティグループを作成します。 デフォルトのセキュリティグループでは、Secure Shell Protocol (SSH) ポート22、Remote Desktop Protocol (RDP) ポート3389、およびInternet Control Message Protocol (ICMP) を介したインバウンドトラフィックが許可されます。 セキュリティグループの設定は、セキュリティグループの作成後に変更できます。

[既存のセキュリティグループ] を選択するか、[セキュリティグループの作成] タブをクリックすることで、業務ニーズに合わせたセキュリティグループを作成できます。セキュリティグループを作成する際には、[セキュリティグループ名][セキュリティグループタイプ]、および [IPv4 ポート / プロトコルの有効化] を設定する必要があります。

説明

セキュリティグループの設定方法の詳細については、「セキュリティグループの作成」をご参照ください。

(オプション) Elastic Network Interface (ENI)

ENI には、プライマリ ENI とセカンダリ ENI が含まれています。プライマリ ENI はインスタンスからバインドを解除できず、インスタンスとともに ENI を作成またはリリースする必要があります。一方、セカンダリ ENI はインスタンスにバインドまたはアンバインドすることができるため、インスタンス間でトラフィックを切り替えることが可能です。インスタンスと共にセカンダリ ENI を作成するには、add-nicアイコンをクリックし、セカンダリ ENI が属する vSwitch を選択してください。

説明

インスタンスを作成する際には、バインドできるセカンダリ ENI の数は 1 つのみです。または、インスタンスの作成後でも、セカンダリ ENI を作成してインスタンスにバインドすることも可能です。各インスタンスタイプにおいて、バインド可能な ENI の数については、「インスタンスファミリの概要」をご参照ください。

(オプション) IPv6

IPv6 を有効にすると、パブリック IPv4 アドレスの枯渇問題が解決され、さまざまなデバイスがインターネットにアクセスできるようになります。

[無料で IPv6 アドレスを割り当てる] を選択します。IPv6 アドレスを割り当てた後、インスタンスにログインし、オペレーティングシステムにおいて IPv6 アドレスを使用できるように設定する必要があります。詳細については、「IPv6 通信」をご参照ください。

管理

マネジメント設定において、インスタンスへのリモート接続およびリソースの検索・管理を便利にするために、ログイン認証情報とタグの設定が必要です。

ログインクレデンシャル

ログイン認証情報は、インスタンスに安全にログインするために必要です。インスタンスへのアクセス方法については、「インスタンスへの接続方法」をご参照ください。

ログイン認証情報

説明

ログイン認証情報

説明

キーペア

説明

Linux インスタンスのみ、キーペアでログインできます。

まず、インスタンスにログインするユーザー名を選択します。 次に、既存のキーペアを選択するか、キーペアの作成 をクリックしてキーペアを作成します。 最後、キーペア作成が完了した後、ECS インスタンスの購入ページに戻り、refreshアイコンをクリックして最新のキーペア一覧を確認します。 詳細については、「SSH キーペアの作成」をご参照ください。

ログインユーザー名を root または ecs-user に設定できます。

警告

ルートユーザーとして ECS インスタンスにログインする場合、そのインスタンスに対して最高の権限を持ちます。 しかし、セキュリティ上のリスクが生じる可能性があります。 ecs-user ユーザーとして ECS インスタンスにログインすることを推奨します。

イメージに事前設定されたパスワード

説明

カスタムイメージ共有イメージのみがこの認証方法を利用できます。

プリセットパスワードを使用してログイン認証を行うことができます。 このオプションを利用するには、選択したイメージにパスワードが既にセットされていることが必要です。

カスタムパスワード

パスワードを入力、確認します。 ログイン用のユーザー名を設定します。

  • Linux インスタンスの場合、ログインユーザー名を root または ecs-user に設定できます。

    警告

    root ユーザーとして ECS インスタンスにログインする場合、そのインスタンスに対して最高の権限を持ちます。しかし、セキュリティ上のリスクが生じる可能性があります。ecs-user ユーザーとして ECS インスタンスにログインすることを推奨します。

  • Windows インスタンスの場合、デフォルトで administrator となります。

作成後に設定

インスタンス作成完了後、キーペアをバインドするか、インスタンスのパスワードをリセットします。詳細については、「SSH キーペアのバインド」と「インスタンスのログオンパスワードをリセットする」をご参照ください。

タグ

タグは、タグキーとタグ値で構成されています。同じ組織に属するリソースや用途が同じであるリソースなど、共通の特性を持つリソースにタグを追加します。これにより、タグに基づいてリソースを簡単に検索・管理することができます。詳細については、「タグ」をご参照ください。

(オプション) 詳細設定

詳細設定には、ホスト名、メタデータアクセスモード、およびカスタムデータが含まれています。こちらの設定により、インスタンスに対してコンソールおよび OS で表示される情報や使用方法をカスタマイズすることができます。

パラメーター

説明

パラメーター

説明

インスタンス名説明ホスト名、逐次サフィックス

複数のインスタンスを作成する際に、順序のあるインスタンス名やホスト名を設定することで、名前を通じてインスタンスの総合情報などを把握しやすくなります。詳細については、「複数インスタンスのシーケンシャル名またはホスト名の一括設定」をご参照ください。

インスタンス RAM ロール

ECS インスタンスは、RAM (Resource Access Management) ロールを通じて、そのロールの権限を取得できます。その結果、インスタンスは、一時的なSTS (Security Token Service) を利用して、指定された Alibaba Cloud サービスへAPI リクエストを行ったり、指定された Alibaba Cloud リソースを管理したりすることができます。これにより、安全性が向上します。

既存のインスタンス RAM ロールを選択するか、[インスタンス RAM ロールの作成 ] をクリックして、RAM コンソールで新規作成します。 インスタンス RAM ロール作成完了後、ECS インスタンス購入ページに戻り、refreshアイコンをクリックすることで、最新の RAM ロール一覧を確認できます。詳細については、「インスタンス RAM ロール」をご参照ください。

メタデータアクセスモード

ECS インスタンスメタデータには、Alibaba Cloud におけるインスタンスに関する情報が含まれています。 実行中のインスタンスのメタデータを確認できます。また、メタデータに基づいてインスタンスの設定や管理を行うこともできます。 インスタンスメタデータの確認方法については、「インスタンスメタデータの取得」をご参照ください。

カスタムデータ

カスタムデータは、ECS インスタンスの起動時にスクリプトとして実行され、インスタンスの自動構成を完成します。また、通常のデータとして ECS インスタンスに渡すことも可能です。 詳細については、「インスタンスの初期化設定のカスタマイズ」をご参照ください。

[イメージ] セクションで [GPU ドライバーのインストール] を選択せず、自動インストールスクリプトを使用して NVIDIA Tesla ドライバーをインストールする場合は、[カスタムデータ] セクションにスクリプトを入力できます。 詳細については、「自動インストールスクリプトを用いてドライバーをインストールする」をご参照ください。

説明

用意したカスタムデータを入力します。 カスタムデータが Base64 でエンコードされている場合は、[Base64 エンコードされたデータの入力] を選択してください。

リソースグループ

リソースグループを使用することで、ビジネスのニーズに応じて、リージョンとプロダクトを横断してリソースを管理できます。また、リソースグループの権限も管理できます。 詳細については、「リソースグループ」をご参照ください。

既存のリソースグループを選択するか、[リソースグループの作成] をクリックして、リソース管理コンソールで新しいリソースグループを作成します。 リソースグループを作成した後、ECS インスタンスの購入ページに戻り、refreshアイコンをクリックすることで、最新のリソースグループ一覧を確認できます。 詳細については、「リソースグループの作成」をご参照ください。

デプロイメントセット

デプロイメントセットは高可用性戦略をサポートしています。 デプロイメントセットに高可用性戦略を適用することで、デプロイメントセット内のすべてのインスタンスが異なる物理サーバーに分散され、ビジネスの高可用性が確保されるとともに、基盤のディザスタリカバリ能力も向上します。

既存のデプロイメントセットを選択するか、[デプロイメントセットの管理] をクリックして新しいデプロイメントセットを作成します。デプロイメントセットを作成した後、ECS インスタンスの購入ページに戻り、refreshアイコンをクリックして最新のデプロイメントセット一覧を確認できます。詳細については、「デプロイメントセット」をご参照ください。

専用ホスト

専用ホストとは、物理リソースが 1 つのテナントによって専用可能なクラウドホストです。 専用ホストは、厳格なセキュリティコンプライアンス要件を満たしており、Alibaba Cloud への業務移行時に自前のライセンスを使用する (BYOL) ことが可能です 。

既存の専用ホストを選択するか、[専用ホストの作成] をクリックして新しい専用ホストを作成します。 専用ホストを作成した後、ECS インスタンスの購入ページに戻り、refreshアイコンをクリックして最新の専用ホスト一覧を確認できます。 詳細については、「専用ホストの作成」をご参照ください。

プライベートプールタイプ

弾性保証または容量予約を作成した後、システムは自動的にプライベートプールを生成して、特定の属性を持つ特定の数のインスタンスのリソースをリザーブします。 弾性保証または容量予約の有効期間中に、インスタンスを作成したい場合、プライベートプールにリザーブされたリソースにアクセスすることができます。 詳細については、「リソースアドバイザーの概要」をご参照ください。

説明

従量課金インスタンスのみ、弾性保証または容量予約という機能を利用可能です。

  • 開放:システムは、パブリックプール内の容量と比較して、オープンプライベートプール内の容量を優先的に使用します。オープンプライベートプールに利用可能な容量がない場合、システムはパブリックプール内の容量を使用しようとします。

  • 不使用:システムはプライベートプールの容量を使用しません。

  • 指定:指定されたプライベートプールまたはオープンプライベートプール内の容量を使用してインスタンスを作成します。指定されたプライベートプールに利用可能な容量がない場合、インスタンスを作成することができません。

次のステップ

  • インスタンスへの接続

    ワークベンチ (Workbench) や、仮想ネットワークコンピューティング (VNC) 、サードパーティのクライアントなどから、インスタンスに接続できます。詳細については、「ECS インスタンスへの接続方法」をご参照ください。

  • ドライバーのインストール

    GPU アクセラレーションインスタンスの作成時に Tesla ドライバーまたは GRID ドライバーが自動的にインストールされない場合は、使用シナリオに応じて GPU アクセラレーションインスタンスにマッチした Tesla ドライバーまたは GRID ドライバーを手動でインストールする必要があります。このようにして、GPU アクセラレーションインスタンスは期待どおりの高性能を発揮できるようになります。詳細については、「NVIDIA Tesla および GRID ドライバーのインストールガイド」をご参照ください。

関連ドキュメント

  • API 操作を実行して GPU アクセラレーションインスタンスを作成することもできます。詳細については、「RunInstances」または「CreateInstance」をご参照ください。

  • GPU アクセラレーションインスタンスを有効化、休止、再起動、リリース、または停止できます。詳細については、「GPU アクセラレーションインスタンスの管理」をご参照ください。

  • GPU 高速化インスタンスに NVIDIA GPU Cloud (NGC) 環境をデプロイした後、開発者は最適化された深層学習フレームワークにリアタイムでアクセスできます。これにより、製品開発とビジネス展開に費やす時間が大幅に削減されます。詳細については、「ディープラーニング開発のための NGC 環境のデプロイ」をご参照ください。

  • GPU アクセラレーションインスタンスを使用する際に発生する機能的または操作上の問題をトラブルシューティングできます。詳細については、「よくある質問」をご参照ください。

  • 目次 (1, M)
  • 作成手順
  • 設定項目についての説明
  • 課金方法
  • リージョン
  • ネットワークとゾーン
  • インスタンスとイメージ
  • ストレージ
  • 帯域幅とセキュリティグループ
  • 管理
  • (オプション) 詳細設定
  • 次のステップ
  • 関連ドキュメント
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