遅い SQL クエリは、データベースの安定性を著しく低下させます。データベースで高ワークロードや不安定なパフォーマンスなどの問題が発生した場合、データベース管理者 (DBA) または開発者は、まずスロークエリログが生成されているかどうかを確認します。Database Autonomy Service (DAS) は、スロークエリのログ分析機能を提供します。DAS は、実行時間が指定されたしきい値を超える SQL クエリの統計を収集して分析し、解決策を提供します。データベースのパフォーマンスの問題を簡単にトラブルシューティングできます。これにより、システムの信頼性と安定性が向上します。
前提条件
ApsaraDB for MongoDB でレプリカセットインスタンスまたはシャードクラスターインスタンスが作成されていること。
背景情報
スロークエリログは、データベースカーネルによって生成されます。関連するパラメーターとしきい値は、データベースエンジンによって異なります。詳細については、対応する公式ドキュメントをご参照ください。
手順
DAS コンソール にログインします。
左側のナビゲーションウィンドウで、[インテリジェント O&M センター] > インスタンスモニター を選択します。
表示されたページで、管理するデータベースインスタンスを見つけ、インスタンス ID をクリックします。インスタンスの詳細ページが表示されます。
左側のナビゲーションウィンドウで、 を選択します。
[スローログ] ページで、時間範囲を指定し、指定した時間範囲内のスロークエリログの傾向、統計、および詳細を表示します。
説明
時間範囲を指定する場合、終了時刻は開始時刻より後でなければならず、開始時刻と終了時刻の間隔は 24 時間を超えることはできません。過去 1 か月以内のスロークエリログをクエリできます。
[スロークエリログの傾向] セクションで、傾向チャートの時刻をクリックし、その時刻のスロークエリログの統計と詳細を表示できます。
説明
GUI の長さ制限により SQL 文の内容が完全には表示されない場合は、SQL 文の上にポインターを移動して完全な内容を表示できます。
ApsaraDB for MongoDB シャードクラスターインスタンスを使用する場合は、[ノード ID] ドロップダウンリストから目的のノードを選択して、ノード上のスロークエリの数を表示します。
アイコンをクリックして、スロークエリログをコンピューターにダウンロードします。
[スロークエリログ統計] タブで、管理する SQL テンプレートを見つけ、操作 列の [詳細] をクリックします。[スローログサンプル] ダイアログボックスで、SQL テンプレートのスロークエリログサンプルを表示します。