ワイルドカードクエリを実行する場合、クエリでアスタリスク (*) および疑問符 (?) ワイルドカード文字を使用してデータを検索できます。アスタリスク (*) は、検索語の前、後、または検索語にある任意の長さの文字列と一致します。疑問符 (?) は、特定の位置にある単一の文字と一致します。文字列はアスタリスク (*) または疑問符 (?) で始めることができます。たとえば、"table*e" 文字列を検索すると、"tablestore" が一致します。
前提条件
OTSClient インスタンスが初期化されています。詳細については、OTSClient インスタンスの初期化を参照してください。
データテーブルが作成され、データがデータテーブルに書き込まれています。詳細については、データテーブルの作成およびデータの書き込みを参照してください。
データテーブルの検索インデックスが作成されています。詳細については、検索インデックスの作成を参照してください。
パラメーター
パラメーター | 説明 |
tableName | データテーブルの名前。 |
indexName | 検索インデックスの名前。 |
offset | 現在のクエリが開始される位置。 |
limit | 現在のクエリで返す最大行数。 |
queryType | クエリタイプ。このパラメーターを TableStore.QueryType.WILDCARD_QUERY に設定します。 |
fieldName | クエリする列の名前。 |
value | ワイルドカード文字を含む文字列。文字列は最大 32 文字までです。 |
getTotalCount | クエリ条件に一致する行の総数を返すかどうかを指定します。デフォルトでは、このパラメーターの値は false で、クエリ条件を満たす行の総数は返されません。 getTotalCount パラメーターを true に設定すると、クエリのパフォーマンスが低下します。 |
columnToGet | クエリ条件を満たす各行のすべての列を返すかどうかを指定します。このパラメーターには returnType と returnNames を設定できます。
|
例
次のサンプルコードは、Col_Keyword の値が "table*e" 文字列と一致する行を検索します。
/**
* テーブルで Col_Keyword の値が "table*e" と一致する行を検索します。
*/
client.search({
tableName: TABLE_NAME,
indexName: INDEX_NAME,
searchQuery: {
offset: 0,
limit: 10, // クエリ条件を満たす行数を返すだけで、特定のデータを返さないようにするには、limit を 0 に設定します。この方法では、Tablestore はテーブルからの特定のデータなしで、クエリ条件を満たす行数を返します。
query: { // クエリタイプを TableStore.QueryType.WILDCARD_QUERY に設定します。
queryType: TableStore.QueryType.WILDCARD_QUERY,
query: {
fieldName: "Col_Keyword",
value: "table*e" // ワイルドカードクエリで 1 つ以上のワイルドカード文字を含む文字列を指定します。
}
},
getTotalCount: true // クエリ条件を満たす行の総数を返すかどうかを指定します。このパラメーターのデフォルト値は false で、クエリ条件を満たす行の総数は返されません。
},
columnToGet: { // 返す列を指定します。パラメーターを RETURN_SPECIFIED に設定して指定された列を返すか、RETURN_ALL に設定してすべての列を返すか、RETURN_ALL_FROM_INDEX に設定して検索インデックス内のすべての列を返すか、RETURN_NONE に設定してプライマリキー列のみを返すことができます。
returnType: TableStore.ColumnReturnType.RETURN_ALL
}
}, function (err, data) {
if (err) {
console.log('error:', err);
return;
}
console.log('success:', JSON.stringify(data, null, 2));
});
FAQ
参考資料
検索インデックスでは、次のクエリタイプがサポートされています。用語クエリ、複数用語クエリ、すべて一致クエリ、一致クエリ、一致フレーズクエリ、プレフィックスクエリ、範囲クエリ、ワイルドカードクエリ、ブールクエリ、地理クエリ、ネストクエリ、ベクトル クエリ、存在クエリ。ビジネス要件に基づいてクエリタイプを選択できます。
クエリ条件を満たす行をソートまたはページ分割する場合は、ソートおよびページング機能を使用できます。詳細については、ソートとページングを参照してください。
特定の列に基づいて結果セットを折りたたむ場合は、折りたたみ (個別) 機能を使用できます。この方法では、指定されたタイプのデータはクエリ結果に 1 回だけ表示されます。詳細については、折りたたみ (個別)を参照してください。
データテーブルのデータ (極値、合計、行の総数など) を分析する場合は、集計操作を実行するか、SQL ステートメントを実行できます。詳細については、集計およびSQL クエリを参照してください。
行をソートする必要なく、クエリ条件を満たすすべての行をすばやく取得する場合は、ParallelScan および ComputeSplits オペレーションを呼び出して並列スキャン機能を使用できます。詳細については、並列スキャンを参照してください。