問題の説明
オペレーティングシステムの移行中に、「FSTABに存在する非推奨のXFSマウントオプション」というエラーメッセージが報告されます。
原因
移行するオペレーティングシステムのfstabファイルには、推奨されていないXFSマウントオプションが存在します。 その結果、移行後にXFSファイルシステムを正しくマウントできないため、オペレーティングシステムの移行に失敗します。
解決策
移行するオペレーティングシステムのElastic Compute Service (ECS) インスタンスに接続します。 詳細については、「パスワードまたはキーを使用したLinuxインスタンスへの接続」をご参照ください。
次のコマンドを実行して、
etc/fstab
ファイルを開きます。vim /etc/fstab
I
キーを押して挿入モードに入ります。 XFSファイルシステムが設定されている行を見つけ、4列目の削除されたXFSマウントオプションを削除するか、マウントオプションをデフォルト
に変更します。 詳細については、「xfs (5) - Linuxマニュアルページ」をご参照ください。次のXFSマウントオプションは廃止されました。
# removed from kernel in 4.0 'nodelaylog', 'delaylog', 'ihashsize', 'irixsgid', 'osyncisdsync', 'osyncisosync', # removed from kernel in 4.19 'nobarrier', 'barrier',
ESC
キーを押して:wq
と入力し、enter
キーを押してファイルを保存して閉じます。次のコマンドを実行して、XFSファイルシステムをマウントします。
mount -a
エラーが解決したら、SMCクライアントを実行し、移行ジョブを再試行します。 詳細については、「SMCクライアントの実行」をご参照ください。