コンソールで #no_loose_disabled-commandsパラメーターを設定して、Tair (Redis OSS互換) のパフォーマンスを低下させ、データ損失を引き起こす可能性のある特定のコマンドを無効にすることができます。
背景情報
特定のシナリオでは、コマンドを無制限に使用すると問題が発生します。 FLUSHALLやFLUSHDBなどの特定のコマンドは、ほとんどまたはすべてのデータをクリアします。 KEYSやHGETALLなどのコマンドを不適切に使用すると、 ApsaraDB for Redisサービスがブロックされ、サービスのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。 ビジネスニーズに基づいて特定のコマンドを無効にできます。
インスタンスのパフォーマンスを安定させるために、 ApsaraDB for RedisではCONFIGなどのコマンドを無効にすることはできません。 詳細については、「」「無効にできないコマンド」をご参照ください。
手順
コンソールにログインし、[インスタンス] ページに移動します。 上部のナビゲーションバーで、管理するインスタンスが存在するリージョンを選択します。 次に、インスタンスを見つけて、インスタンスIDをクリックします。
左側のナビゲーションウィンドウで、パラメーター設定をクリックします。
[システムパラメータ] タブで、# no_loose_disabled-commandsパラメーターをクリックし、変更で、アクション列を作成します。
表示されるダイアログボックスで、無効にするコマンドを指定します。
重要指定するコマンドには、小文字のみを含めることができます。 複数入力する場合は、コンマ (,) で区切ります。 例: keys,flushdb
コマンドを無効にすると、そのサブコマンドも無効になります。 たとえば、scriptコマンドを無効にすると、SCRIPT EXISTSやSCRIPT LOADなどのコマンドも無効になります。 ただし、サブコマンドを個別に無効にすることはできません。
OKをクリックします。
実行結果
redis-cliを使用してインスタンスに接続し、無効化されたFLUSHALLコマンドを実行すると、Redisは次のエラーメッセージを返します: (エラー) ERRコマンド 'FLUSHALL' not support for normal user
。
無効にできないコマンド
CONFIG、MIGRATE、RESTORE-ASKING、LASTSAVE、BGREWRITEAOF、REPLICAOF、BGSAVE、PFDEBUG、PFSELFTEST、SLAVEOF、ACL関連コマンド、MODULE関連コマンド、およびDEBUG関連コマンドは無効にできません。
関連する API 操作
API 操作 | 説明 |
インスタンスの設定および操作パラメーターを照会します。 | |
インスタンスのパラメーター設定を変更します。 |