ApsaraDB RDS for PostgreSQLのクラウド移行機能を使用すると、Elastic Compute Service (ECS) インスタンスまたはデータセンターにデプロイされている自己管理型PostgreSQLインスタンスからApsaraDB RDS for PostgreSQLインスタンスにデータを移行できます。 このトピックでは、クラウド移行の前に自己管理型PostgreSQLインスタンスのpg_hba.confファイルを更新して、ApsaraDB RDS for PostgreSQLインスタンスが属する仮想プライベートクラウド (VPC) のCIDRブロックからのアクセスを許可する方法について説明します。
手順
このトピックでは、セルフマネージド型PostgreSQLインスタンスとApsaraDB RDS for PostgreSQLインスタンスは、CentOS 7オペレーティングシステムでPostgreSQL 13を実行します。
自己管理型PostgreSQLインスタンスが存在するサーバーにログインします。
pg_hba.confファイルを見つけます。
説明rootユーザーのみが次のコマンドを実行できます。
find / -name pg_hba.conf
次または同様のコマンド出力が表示されます。
/var/lib/pgsql/13/data/pg_hba.conf
pg_hba.confファイルが格納されているディレクトリに移動します。
cd /var/lib/pgsql/13/data/
vim pg_hba.conf
コマンドを実行して編集モードを有効にし、次の内容をpg_hba.confファイルに追加します。# 内部ネットワーク経由でデータを移行します。 すべてのmigratetest 172.21をホストします。XX.XX/16 md5 ホストレプリケーションmigratetest 172.21.XX.XX/16 md5
コンテンツには次のパラメータが含まれます。
migratetest
: データの移行に使用されるアカウント。 詳細については、「セルフマネージドPostgreSQLインスタンスでのクラウド移行用アカウントの作成」をご参照ください。172.21.XX.XX/16
: ApsaraDB RDS for PostgreSQLインスタンスが属するVPCのCIDRブロック。
自己管理型PostgreSQLインスタンスに接続し、その設定をリロードします。
SELECT pg_reload_conf();
サンプル出力:
pg_reload_conf ---------------- t (1行)