説明
2021年1月20日から、物理バックアップの速度を上げるために、新しいファイル形式_xb.qpが段階的に導入されました。 この新しいファイル形式は、個々のデータベースとテーブルの復元機能が有効になっているApsaraDB RDS for MySQLインスタンスでのみサポートされます。
以前に使用されたファイル形式_qp.xbは廃止されました。
既存の_qp.xbファイルは_xb.qpファイルに変換されません。
個々のデータベースとテーブルの復元機能は、ローカルディスクを備えたRDS High-availability EditionでMySQL 8.0、MySQL 5.7、またはMySQL 5.6を実行するRDSインスタンスでサポートされています。
ApsaraDB RDSコンソールにログインし、[バックアップと復元] ページの
タブに移動して、個々のデータベースとテーブルの復元機能のステータスを表示したり、この機能を有効にしたりできます。
提案事項
個々のデータベースとテーブルの復元機能が有効になっている場合は、ファイル形式に基づいて、ダウンロードした物理バックアップファイルを解凍する必要があります。
ダウンロードした物理バックアップファイルが_xb.qp形式の場合、次のコマンドを実行してファイルを解凍します。
qpress -do <ダウンロードした物理バックアップファイルの名前> | xbstream -x -v -C /home/mysql/data
ダウンロードした物理バックアップファイルが_qp.xb形式の場合、次のコマンドを実行してファイルを解凍します。
## ダウンロードした物理バックアップファイルを解凍します。 cat <ダウンロードした物理バックアップファイルの名前> | xbstream -x -v -C /home/mysql/data ## ダウンロードした物理バックアップファイルを解凍します。 このコマンドは、RDSインスタンスがMySQL 5.6またはMySQL 5.7を実行する場合に適用されます。 innobackupex -- 解凍 -- remove-original /home/mysql/data ## ダウンロードした物理バックアップファイルを解凍します。 このコマンドは、RDSインスタンスがMySQL 8.0を実行する場合に適用されます。 xtraabackup -- 解凍 -- remove-original -- target-dir=/home/mysql/data
説明上記のコマンドでは、/home/mysql/dataがパスの例です。
詳細については、「ApsaraDB RDS For MySQLインスタンスのデータを物理バックアップファイルから自己管理型MySQLデータベースに復元する」をご参照ください。
個々のデータベースおよびテーブルの復元機能が無効になっている場合は、この機能を有効にすることを推奨します。 新しいファイル形式_xb.qpが適用されると、RDSインスタンスのデータをバックアップできる速度が向上します。