ここでは、MaxCompute リソースの概念を紹介します。MaxCompute の操作には、リソースの依存関係を設定できます。

リソースの概念

リソースは、MaxCompute 特有の概念です。 ユーザー定義関数 (詳細は、「UDF」をご参照ください) またはMapReduceを使用してタスクを実行するには、リソースを使用する必要があります。
  • SQL UDF: UDF を記述後、Jar パッケージとしてコンパイルし、コンパイルしたパッケージをリソースとして MaxCompute にアップロードする必要があります。 これにより、UDF の実行時に 、対応する JAR パッケージが自動的にダウンロードされ、記述したコードが取得されます。 JAR パッケージは、MaxCompute リソースの一種です。
  • MapReduce: MapReduce プログラムを記述後、Jar パッケージとしてコンパイルし、コンパイルしたパッケージをリソースとして MaxCompute にアップロードする必要があります。 これにより、MapReduce ジョブの実行時に、対応する JAR パッケージが自動的にダウンロードされ、記述したコードが取得されます。 テキストファイルと MaxCompute テーブルは、異なるタイプのリソースとして MaxCompute にアップロードできます。 これで、UDF や MapReduce の実行時に、アップロードしたリソースを読み込んだり、使用したりできるようになります。

リソースタイプ

MaxCompute は、リソースを読み込んだり使用したりするためのインターフェイスを備えています。 詳細は、「リソースの使用例 (Use Resourse Example)」および「UDTF の使用方法 (UDTF Usage) 」をご参照ください。
ユーザー定義関数 (UDF) および MapReduceのリソース読み込み機能に関する制限についての詳細は、 「アプリケーションの制限事項 (Application Restriction)」をご参照ください。
MaxCompute が対応可能な 単一リソースの最大容量は、500 MB です。 MaxCompute のリソースタイプは、次の通りです。
  • ファイル型
  • テーブル型: MaxCompute 内のテーブル
    現在、MapReduce で参照されるテーブル内では、BIGINT 型、DOUBLE 型、STRING 型、DATETIME 型、BOOLEAN 型のフィールドのみ使用できます。
  • Java JAR パッケージにコンパイルされた Jar 型
  • アーカイブ型。圧縮型で、リソース名の接尾辞によって決まります。 サポート対象の圧縮形式は、.zip、tgz、tar.gz、tar、jar です。

リソースに関する詳細は、「リソースの追加 (Add Resource) 」、「リソースの削除 (Drop Resource)」、「リソース一覧の表示 (List Resources)」、および「リソース情報の表示 (Describe Resource)」をご参照ください。