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:コンテナーのスタートアップコマンドと引数の設定

最終更新日:Mar 28, 2022

Elastic Container Instanceは、コンテナイメージで定義済みの引数を使用してコンテナを開始します。 イメージの作成時に起動コマンドや引数を設定しなかった場合、またはそれらを変更する場合は、エラスティックコンテナインスタンスの作成時にコマンドや引数を設定できます。 このトピックでは、コンテナーの起動後に実行されるコマンドと引数を設定する方法について説明します。

背景情報

作業ディレクトリや起動コマンド、引数など、イメージのデフォルトの起動設定をオーバーライドする場合は、エラスティックコンテナインスタンスの構成ファイルで次のフィールドを設定できます。

  • WorkingDir

    イメージを作成するときに、WORKDIRフィールドを設定して、コンテナの作業ディレクトリを指定できます。 コンテナの起動コマンドは、指定されたディレクトリで実行されます。 詳細については、「WORKDIR」をご参照ください。

    エラスティックコンテナインスタンスの構成ファイルでWorkingDirフィールドを設定することで、イメージによって提供されるWORKDIR値をオーバーライドできます。

    説明

    • WORKDIRフィールドがイメージで指定されておらず、WorkingDirフィールドがエラスティックコンテナインスタンスで指定されていない場合、作業ディレクトリはルートディレクトリに設定されます。

    • 指定された作業ディレクトリが存在しない場合、ディレクトリが作成されます。

  • コマンドとArg

    イメージを作成するときに、CMDフィールドとENTRYPOINTフィールドを設定して、コンテナーの起動後に実行されるコマンドと引数を指定できます。 詳細については、「ENTRYPOINT」および「CMD」をご参照ください。

    エラスティックコンテナインスタンスの構成ファイルでCommandフィールドとArgフィールドを設定することで、イメージによって提供されるCMDとENTRYPOINTの値をオーバーライドできます。 次の表に、有効性ルールを示します。

    ENTRYPOINT値

    CMD値

    コマンド値

    Arg値

    実行されるコマンド

    説明

    [mkdir]

    [/data/backup]

    指定なし

    指定なし

    [mkdir /データ /バックアップ]

    CommandおよびArgはいずれも指定されない。 CMDおよびENTRYPOINTによって指定されたコマンドおよび引数が実行される。

    [mkdir]

    [/data/backup]

    [cd]

    指定なし

    [cd]

    コマンドは指定されるが、Argは指定されない。 Commandで指定されたコマンドのみが実行され、ENTRYPOINTとCMDは無視されます。

    [mkdir]

    [/data/backup]

    指定なし

    [/opt/backup]

    [mkdir /opt/backup]

    Argは指定されるが、Commandは指定されない。 ArgおよびENTRYPOINTによって指定されたコマンドおよび引数が実行される。

    [mkdir]

    [/data/backup]

    [cd]

    [/opt/backup]

    [cd /opt /バックアップ]

    CommandおよびArgの両方が指定され、CommandおよびArgによって指定されたコマンドおよび引数が実行される。

    注意

    CommandとArgの値は、コンテナーイメージでサポートされている必要があります。 それ以外の場合、コンテナは起動に失敗します。

Kubernetesモード

Kubernetesモードを使用してエラスティックコンテナインスタンスを作成する場合、workingDirフィールドを使用して作業ディレクトリを指定できます。 commandフィールドとargsフィールドを使用して、起動コマンドと引数を指定することもできます。 例:

apiVersion: v1
種類: ポッド
メタデータ:
  name: command-demo
spec:
  containers:
  -名前: busybox
    image: busybox
    workingDir: /work
    コマンド: ["printenv"]
    args: ["HOSTNAME", "KUBERNETES_PORT"]
  restartPolicy: OnFailure 

詳細については、「コンテナーのコマンドと引数の定義」をご参照ください。

APIモード

CreateContainerGroup操作を呼び出してエラスティックコンテナインスタンスを作成する場合、WorkingDirパラメーターを使用して作業ディレクトリを指定できます。 CommandパラメーターとArgパラメーターを使用して、起動コマンドと引数を指定することもできます。 次の表に、CreateContainerGroup操作のパラメーターを示します。 詳細については、「CreateContainerGroup」をご参照ください。

パラメーター

タイプ

必須/任意

説明

Container.N.WorkingDir

String

任意

/usr /ローカル /

コンテナの作業ディレクトリ。

コンテナ. N. コマンド. N

RepeatList

任意

睡眠

コンテナーの起動コマンド。 最大20個のコマンドを指定できます。

コンテナ. N.Arg.N

RepeatList

任意

100

コンテナーの起動コマンドに対応する引数。 最大10個の引数を指定できます。

コンソールモード

次の図に示すように、[elastic container instance] 購入ページでエラスティックコンテナインスタンスを作成する場合、[Container Configurations] セクションでパラメーターを設定して、コンテナの起動コマンドと引数を設定できます。

Configure startup commands for containers