このトピックでは、Data Transmission Service (DTS) 専用クラスターで実行されるタスクに割り当てられるData Transmission Serviceユニット (DU) の数とタスクのパフォーマンスとの関係について説明します。
使用上の注意
- このトピックで提供されるパフォーマンス仕様は参考用であり、サービスレベル契約 (SLA) 評価の基準としては使用されません。
- DTS専用クラスタ内のタスクのレイテンシは、ソースインスタンスのワークロード、伝送ネットワークの帯域幅、ネットワークレイテンシ、および宛先インスタンスの書き込みパフォーマンスなどの複数の要因により、より高くなる可能性があります。
用語
クラスター: 同じ仕様の2〜100ノードで構成されるDTS専用クラスター。
- DU: DTS専用クラスターのリソースユニット。 DUは、DTSデータ移行、データ同期、または変更追跡タスクを実行するために必要な最小限のハードウェアリソースを示します。 ハードウェアリソースは、CPUおよびメモリを含む。
- 1秒あたりの行数 (RPS): 1秒あたりに処理されるテーブル行の数。 たとえば、増分データ移行のRPSを5000すると、1秒間に5,000行の増分データを移行元データベースから移行先データベースに移行できることがわかります。
パフォーマンス仕様
次の表に、DTS専用クラスターで実行されるタスクの最大パフォーマンスと、タスクに割り当てられるDUの数との関係を示します。 実際のパフォーマンスは、CPU使用率、メモリ使用率、ディスク使用率などの要因によって異なる場合があります。
DUの数 | 最大パフォーマンス (RPS) |
1 | 200 |
2 | 2,000 |
3 | 5,000 |
4 | 10,000 |
5 | 20,000 |
6 | 30,000 |
7 | 40,000 |
8 | 50,000 |
9 | 60,000 |
10 | 70,000 |
11 | 80,000 |
12 | 90,000 |
13 | 100,000 |
14 | 110,000 |
15 | 120,000 |
> 15 | 上限なし 説明 DUの数は、オーバーコミット率を設定した後にのみ15を超えることができます。 DTS専用クラスターのオーバーコミット率を設定する方法の詳細については、「DTS専用クラスターのオーバーコミット率の設定」をご参照ください。 |
説明 実際のパフォーマンスは、ネットワーク環境、ソースインスタンスと宛先インスタンスのパフォーマンス、レイテンシなどの複数の要因によって異なります。 上の表に示す最大パフォーマンス値は参考用であり、SLA評価の基準としては使用されていません。