このトピックでは、データ移行のパフォーマンスを向上させるために、ターゲットApsaraDB RDS for MySQLインスタンスの低速クエリログを無効にする方法について説明します。 移行先インスタンスの仕様が2つ未満のCPUコアなどの低仕様で、大量のデータを移行する場合は、低速クエリログを無効にすることを推奨します。
前提条件
ターゲットApsaraDB RDS for MySQLインスタンスは、MySQL 5.6、5.7、または8.0を実行します。
背景情報
Data Transmission Service (DTS) がターゲットApsaraDB RDS for MySQLインスタンスにデータを移行すると、ターゲットインスタンスに多数のスロークエリログが生成されます。 ターゲットApsaraDB RDS for MySQLインスタンスの低速クエリログ収集プログラムは、低速クエリログテーブルをスキャンしてクエリします。 その結果、ターゲットApsaraDB RDS for MySQLインスタンスのCPU負荷が増加します。 これにより、データ移行のパフォーマンスが低下します。
手順
ApsaraDB RDSコンソールの [インスタンス] ページに移動します。
上部のナビゲーションバーで、ターゲットApsaraDB RDS for MySQLインスタンスが存在するリージョンを選択します。
ターゲットインスタンスを見つけ、[操作] 列の [管理] をクリックします。
左側のナビゲーションウィンドウで、[パラメーター] をクリックします。
slow_query_logパラメーターの値を変更します。
[変更可能なパラメーター] タブで、slow_query_logパラメーターを見つけます。
パラメーターの [実行中の値] 列で、ドロップダウンリストから [オフ] を選択します。
ページの上部で、[変更の適用] をクリックします。
[パラメーターの変更] ダイアログボックスで、変更を有効にする時間を選択します。
説明詳細は、「インスタンスパラメーターの変更」をご参照ください。
[OK] をクリックします。
(オプションの手順) データ移行タスクの完了後、slow_query_logパラメーターの実行中の値をONに変更できます。