このトピックでは、論理バックアップ、物理バックアップ、およびスナップショットの違いについて説明します。
論理バックアップ、物理バックアップ、およびスナップショットは、一般的なデータバックアップ方法です。
論理バックアップ: テーブル、インデックス、ストアドプロシージャなどのデータベースオブジェクトをバックアップします。 一般的に使用されるツールには、MySQL mysqldumpとOracle expおよびimpがあります。
物理バックアップ: オペレーティングシステムのデータベースファイルをバックアップします。 一般的に使用されるツールには、MySQL XtraBackupとOracle RMANがあります。
スナップショット: スナップショットテクノロジを使用して、指定されたデータセットの完全に使用可能なコピーを作成します。 ローカルサーバーでのみスナップショットを保持するか、スナップショットのサーバー間バックアップを実行するかを選択できます。 一般的に使用されるツールには、VERITASファイルシステム、Linux LVM、およびNetApp NASがあります。
説明データベースバックアップ (DBS) は、スナップショットベースのバックアップをサポートしていません。
DBSは論理バックアップと物理バックアップをサポートします。 2つのバックアップ方法の違いを次の表に示します。
項目 | 論理バックアップ | 物理バックアップ |
フルバックアップ | DBSは、データベース内のすべてのテーブルのデータを分割し、データベース上でSQL文を実行して、複数のスレッドのデータを並列に読み取ります。 | DBSバックアップゲートウェイは、データベースファイルをバックアップするためにデータベースサーバーにインストールされています。 詳細については、「バックアップゲートウェイのインストール」をご参照ください。 |
増分バックアップ | DBSは、データベースのメモリに保存されたログを読み取り、リアルタイムでログに基づいて増分バックアップを実行します。 これにより、フルバックアップ時のI/Oパフォーマンスの低下を防ぐことができます。 データベースログが読み取られる速度は、ログが生成される速度に基づいて調整されます。 | |
機能 |
|
|
推奨データベースサイズ | 1 MBから1テラバイト | より大きい1テラバイト |
関連ドキュメント
さまざまなデータベースエンジンでサポートされているバックアップ方法の詳細については、「データベースエンジンと機能」をご参照ください。
DBSを使用すると、Object Storage Service (OSS) バケットまたはDBS内蔵ストレージにバックアップデータを保存できます。 詳細については、「組み込みストレージとOSS」をご参照ください。
DBSバックアップスケジュールの作成方法の詳細については、「バックアップスケジュールの作成」をご参照ください。