デフォルトでは、Oracleデータベースのアーカイブモードは無効になっています。 Cloud Backupを使用してOracleデータベースをバックアップするには、アーカイブモードを有効にする必要があります。 このトピックでは、Oracleデータベースのアーカイブモードを有効にする方法について説明します。
sysdbaとしてOracleデータベースにログオンします。
ARCHIVE LOG LIST
ステートメントを実行して、現在のデータベースのアーカイブステータスを照会します。 同様の出力が表示されます。レスポンスの例
Database log mode No Archive Mode #NOARCHIVELOG mode Automatic archival Disabled Archive destination USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST Oldest online log sequence 1 Current log sequence 2
説明データベースログモード
パラメーターにアーカイブモード
が返された場合、ARCHIVELOGモードが有効になります。OPEN
状態のOracleデータベースに対してARCHIVELOGモードを有効にすることはできません。 この場合、SHUTDOWN IMMEDIATE
ステートメントを実行してデータベースをシャットダウンする必要があります。重要この手順は、オフピーク時に実行することを推奨します。
STARTUP MOUNT
文を実行して、データベースの起動状態をMOUNTに変更します。ALTER DATABASE ARCHIVELOG
ステートメントを実行して、ARCHIVELOGモードを有効にします。ARCHIVE LOG LIST
ステートメントを再度実行して、アーカイブステータスを照会します。 同様の出力が表示されます。レスポンスの例
Databaselog mode Archive Mode #ARCHIVELOG mode Automatic archival Enabled Archive destination USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST Oldest online log sequence 1 Next log sequence to archive 2 Currentlog sequence 2
説明ARCHIVELOGモードを有効にすると、Oracleデータベースのデフォルトのログアーカイブパスは $ORACLE_BASE/fast_recovery_areaになります。 デフォルトでは、このディレクトリには4 GBのスペースしかなく、バックアップファイルとフラッシュバックログのデフォルトパスでもあります。 ディレクトリの容量が不足していることによるデータベースの例外を防ぐには、ディレクトリのサイズを変更するか、ログアーカイブパスを変更します。
ALTER DATABASE OPEN
ステートメントを実行して、データベースを開始します。