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Cloud Backup:Oracleデータベースのアーカイブ・モードを有効にする

最終更新日:Jul 05, 2024

デフォルトでは、Oracleデータベースのアーカイブモードは無効になっています。 Cloud Backupを使用してOracleデータベースをバックアップするには、アーカイブモードを有効にする必要があります。 このトピックでは、Oracleデータベースのアーカイブモードを有効にする方法について説明します。

  1. sysdbaとしてOracleデータベースにログオンします。

  2. ARCHIVE LOG LISTステートメントを実行して、現在のデータベースのアーカイブステータスを照会します。 同様の出力が表示されます。

    レスポンスの例

    Database log mode              No Archive Mode  #NOARCHIVELOG mode
    Automatic archival             Disabled
    Archive destination            USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST  
    Oldest online log sequence     1    
    Current log sequence           2  
    説明

    データベースログモードパラメーターにアーカイブモードが返された場合、ARCHIVELOGモードが有効になります。

  3. OPEN状態のOracleデータベースに対してARCHIVELOGモードを有効にすることはできません。 この場合、SHUTDOWN IMMEDIATEステートメントを実行してデータベースをシャットダウンする必要があります。

    重要

    この手順は、オフピーク時に実行することを推奨します。

  4. STARTUP MOUNT文を実行して、データベースの起動状態をMOUNTに変更します。

  5. ALTER DATABASE ARCHIVELOGステートメントを実行して、ARCHIVELOGモードを有効にします。

  6. ARCHIVE LOG LISTステートメントを再度実行して、アーカイブステータスを照会します。 同様の出力が表示されます。

    レスポンスの例

    Databaselog mode             Archive Mode #ARCHIVELOG mode
    Automatic archival           Enabled 
    Archive destination          USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST 
    Oldest online log sequence 1
    Next log sequence to archive 2
    Currentlog sequence        2
    説明

    ARCHIVELOGモードを有効にすると、Oracleデータベースのデフォルトのログアーカイブパスは $ORACLE_BASE/fast_recovery_areaになります。 デフォルトでは、このディレクトリには4 GBのスペースしかなく、バックアップファイルとフラッシュバックログのデフォルトパスでもあります。 ディレクトリの容量が不足していることによるデータベースの例外を防ぐには、ディレクトリのサイズを変更するか、ログアーカイブパスを変更します。

  7. ALTER DATABASE OPENステートメントを実行して、データベースを開始します。