このトピックでは、Server Migration Center (SMC) を使用してLinuxオペレーティングシステムを移行するときに報告される「rootアカウントを使用したリモートログインで発生する可能性のある問題」というエラーメッセージの原因について説明します。 このトピックでは、エラーを解決する方法についても説明します。
問題の説明
LinuxオペレーティングシステムがSMCを使用してAnolis OSに移行されているときに、「rootアカウントを使用したリモートログインで発生する可能性のある問題」というエラーメッセージが報告されます。
原因
移行元サーバーの /etc/ssh/sshd_config
設定ファイルのPermitRootLogin
パラメーターがyes
に設定されていません。
解決策
ソースサーバーに接続します。 詳細については、「インスタンスへの接続」をご参照ください。
次のコマンドを実行して、
/etc/ssh/sshd_config
ファイルのPermitRootLogin
パラメーターをyes
に設定します。sudo sed -i 's/^PermitRootLogin no$/PermitRootLogin yes/' /etc/ssh/sshd_config
次のコマンドを実行して、
PermitRootLogin
パラメーターがyes
に設定されているかどうかを確認します。grep ^PermitRootLogin /etc/ssh/sshd_config
次のコマンドを実行して、変更を有効にするためにSSHサービスを再起動します。
sudo systemctl restart sshd
エラーが解決したら、SMCクライアントを実行し、移行ジョブを再試行します。 詳細については、「SMCクライアントの実行」をご参照ください。