Security Center は、サードパーティのクラウドサーバーやデータセンター内のサーバーなど、Alibaba Cloud にデプロイされていないサーバーも保護および管理できます。
Security Center でこれらのサーバーを保護する前に、これらのサーバーを Security Center に追加し、サーバー情報を同期する必要があります。
サポートされる Security Center のエディション
マルチクラウド構成管理機能は、Security Center Basic およびすべての有償エディションでサポートされています。
マルチクラウド資産を Security Center に追加する
サードパーティのサーバーを Security Center に追加すると、サーバーの情報が Security Center コンソールの [資産] ページに同期されます。
同期後、Security Center でサーバーを一元的に保護および管理できます。
注 Tencent Cloud のサーバーのみサポートされています。
- Security Center コンソールにログインします。.
- 左側のナビゲーションウィンドウで、[設定] をクリックします。
- [設定] ページで、[マルチクラウド構成管理]タブをクリックします。
- [マルチクラウド構成管理] タブで、[マルチクラウド資産] タブをクリックします。
- [マルチクラウド資産] タブで、[権限の追加] をクリックします。
- [クラウド外の資産へのアクセス] パネルで、構成方法を選択します。
[クイック構成スキーム] または
[手動構成スキーム] を選択します。
- クイック構成スキーム: サードパーティのクラウドサーバーを所有する root アカウントの AccessKey ペアを取得する必要があります。 サードパーティのクラウドサーバーに対する管理権限が付与されているサブアカウント用の
AccessKey ペアは自動的に作成されます。 AccessKey ペアの作成後、サードパーティのクラウドサーバーを Security Center に追加できます。
このオプションを選択した場合は、以下の手順を実行します。
- サードパーティサーバーの管理コンソールにログインします。
- root アカウントの AccessKey ID および AccessKey secret を取得します。
AccessKey ID および AccessKey secret を取得する方法に関するガイドラインは、[クラウド外の資産へのアクセス] パネルで確認できます。
注 root アカウントの AccessKey ペアは、自動的に提供されないため、 手動で作成する必要があります。
- Security Center コンソールに移動して [クラウド外の資産へのアクセス] パネルを開き、[クイック構成スキーム] を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [AK を送信] 手順で、手順 ii で取得した root アカウントの AccessKey ペアをペーストします。
- [OK] をクリックします。
この手順を完了すると、サードパーティのクラウドサーバーが Security Center に追加されます。 root アカウントのサブアカウント内で追加のサーバーが作成されると、サーバーに関する情報は
Security Center に自動的に同期されます。
- [資産の同期] をクリックすると、直ちにサーバーの情報がセキュリティセンターに同期されます。
クリックしない場合アセットの同期、サーバー情報は1時間後にセキュリティセンターに自動的に同期されます。
注 同期には時間がかかるため、 完了するまで待ちます。 [資産の同期] を繰り返しクリックしないでください。
- 手動構成スキーム: サードパーティのクラウドサーバーを管理する権限が付与されているサブアカウントの AccessKey ペアを手動で作成する必要があります。 AccessKey ペアの作成後、サードパーティのクラウドサーバーを
Security Center に追加できます。 このオプションを選択した場合は、以下の手順を実行します。
- サードパーティサーバーの管理コンソールにログインします。
- サブアカウントの AccessKey ID および AccessKey secret を取得します。
AccessKey ID および AccessKey secret を取得する方法に関するガイドラインは、[クラウド外の資産へのアクセス] パネルで確認できます。
注 サブアカウントの AccessKey ペアは、自動的に提供されないため、 手動で作成する必要があります。
- Security Center コンソールに移動して [クラウド外の資産へのアクセス] パネルを開き、[手動構成スキーム] を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [AK を送信] 手順で、手順 ii で取得したサブアカウントの AccessKey ペアをペーストします。
- [OK] をクリックします。
この手順を完了すると、サードパーティのクラウドサーバーが Security Center に追加されます。
- [資産の同期] をクリックします。
注 同期には時間がかかるため、 完了するまで待ちます。 [資産の同期] を繰り返しクリックしないでください。
IDC プローブの作成
IDC プローブを作成してサーバーをスキャンし、データセンター内で Security Center エージェントがインストールされているサーバーを識別できます。 識別されたサーバーに関する情報は、Security
Center コンソールの [資産] ページに同期できるため、 サーバーを一元的に管理できます。
- Security Center コンソールにログインします。.
- 左側のナビゲーションウィンドウで、[設定] をクリックします。
- [設定] ページで、[マルチクラウド構成管理] タブをクリックします。
- [マルチクラウド構成管理] タブで、[IDC プローブ] タブをクリックします。
- [IDC プローブ] タブで、[プローブの追加] をクリックします。
- [クラウド外の資産へのアクセス] パネルでパラメーターを設定します。
パラメーターは以下のとおりです。
- IDC room:IDC プローブでスキャンするサーバーが設置されている データセンター名を設定します。
- Network segment settings:IDC プローブのスキャン対象となる CIDR ブロックを指定します。 クラス C アドレスのみサポートされています。 そのため、入力する CIDR ブロックの範囲は
192.168.0.0
~ 192.168.255.255
です。
- Cycle setting:IDC プローブがサーバーをスキャンする間隔を設定します。
- linux port:IDC プローブがスキャンする Linux サーバーの SSH ポートを設定します。 非標準のポートも設定できます。
- Windows port:IDC プローブがスキャンする Windows サーバーの Remote Desctop Port (RDP) ポートを設定します。 非標準のポートも設定できます。
- Region:IDC プローブのリージョンを設定します。 都市名のみ入力します。 このパラメーターの値は、[資産] ページに表示されます。
- [次へ] をクリックします。
- [資産の選択] 手順で、IDC プローブとして使用するサーバーを選択します。
IDC プローブを指定すると、IDC プローブを使用してデータセンター内のサーバーをスキャンし、Security Centr エージェントがインストールされているサーバーを識別できます。
1 つ以上のサーバーを選択できます。
- [OK] をクリックします。
この手順の完了後、IDC プローブが作成されます。 IDC プローブは、データセンター内で指定された CIDR ブロックを使用するサーバーを指定された間隔でスキャンします。
IDCプローブは、Security Center エージェントがインストールされているサーバーを識別すると、Security Center コンソールの[資産]ページのサーバーリストに自動的に追加します。
IDC プローブの無効化
IDC プローブが不要になった場合は、[IDC プローブ] タブで該当するプローブを確認し、
[操作] 列の
[非アクティブ化] をクリックします。 IDC プローブが無効化されると、プローブによるデータセンター内のサーバーのスキャンは停止されます。
注 IDC プローブの無効化後にサーバーがデータセンターに追加された場合、Security Center に サーバー情報は同期されません。
次のタスク
[資産] ページに移動します。 [サーバー] タブで、Alibaba Cloud 以外にデプロイされ、情報が Security Center に同期されているサーバーの詳細を表示します。 [IDC プローブの結果] タブで、サーバーに Security Center エージェントがインストールされているかどうかを確認します。