アプリケーション開発中に生成された多数のパラメーターと変数を抽出し、統合管理およびO&M用の構成ファイルにデータをインポートできます。コードを実行すると、設定ファイルから必要な変数とパラメーターを取得できます。 これにより、変数とパラメーターをすばやく変更し、コードのメンテナンスコストを削減できます。 このトピックでは、Serverless App Engine (SAE) コンソールで構成ファイルを作成、インポート、およびエクスポートする方法について説明します。
背景情報
このトピックで作成される構成ファイルは、アプリケーションの開発および保守のシナリオに適しています。 コンテナランタイム環境に関連するConfigMapの作成方法については、「Kubernetes ConfigMapの管理」をご参照ください。設定ファイルの作成
SAEコンソールにログインします。
- 左側のナビゲーションウィンドウで、 を選択します。
上部のナビゲーションバーで、リージョンを選択します。
- [設定] ページで、名前空間を選択し、[設定の作成] をクリックします。
- [設定の作成] パネルでパラメーターを設定し、[作成] をクリックします。 説明 構成ファイルのデータモデルは、<名前空間 + データID + グループ、コンテンツ> 形式です。 データIDおよびグループパラメーターにカスタム値を指定できます。 構成ファイルのデータIDおよびグループパラメーターの値は、名前空間内で一意である必要があります。 異なる名前空間の構成ファイルは互いに分離されています。
パラメーター 説明 データID 設定ファイルのID。 IDがグローバルに一意になるようにするには、 package.class
の命名規則に従った形式でIDを指定します。 例:com.taobao.tc.refund.log.level
classパラメーターを有益な値に設定することを推奨します。グループ 構成グループの名前。 グループ名をグローバルに一意にするには、 <製品名 >:< モジュール名>
形式でグループ名を指定することを推奨します。 グループ単位で認証できます。データ暗号化 設定データを暗号化するかどうかを指定します。 設定に機密データが含まれている場合は、機密データが漏洩しないようにデータ暗号化機能を有効にすることを推奨します。 重要 データ暗号化機能を有効にする前に、Key Management Service (KMS) を有効にし、データの暗号化と復号化にKMSを使用する権限をACMに付与する必要があります。 暗号化された設定ファイルのデータIDは、cipher-で始まります。 詳細については、「暗号化された設定ファイルの作成と使用」をご参照ください。設定形式 構成ファイルの内容の形式。 SAEは、選択した形式に基づいてデータを検証します。 デフォルトでは、TEXTが選択されています。 設定内容 設定ファイルの内容。 長さが10 KBを超えない値を指定することを推奨します。 コンテンツの最大サイズは100 KBです。 設定の説明 設定ファイルの説明。 その他の設定 アプリケーション 構成ファイルが属するアプリケーションの名前。 ラベル ラベル。 設定ファイルはラベルで管理できます。 最大5つのラベルを追加できます。 各ラベルには最大64文字を含めることができます。 設定ファイルを作成したら、[設定] ページで設定ファイルを表示できます。
構成ファイルのインポートまたはエクスポート
SAEでは、名前空間間で構成ファイルをインポートまたはエクスポートできます。 これにより、構成を再利用できます。
SAEコンソールにログインします。
- 左側のナビゲーションウィンドウで、 を選択します。
上部のナビゲーションバーで、リージョンを選択します。
- [設定] ページの上部で、管理する設定ファイルが属する名前空間を選択します。
- ビジネス要件に基づいて、選択した名前空間で構成ファイルをインポートまたはエクスポートします。
- 構成ファイルのインポート
- [設定のインポート] をクリックします。 [構成のインポート] ダイアログボックスで、[同じ構成] ドロップダウンリストから同じ構成ファイルに対して実行された操作を選択し、[ファイルのアップロード] をクリックします。
- 表示されるダイアログボックスで、解凍した設定ファイルを選択し、[開く] をクリックします。 [設定のインポート] ダイアログボックスで、[インポート] をクリックします。
- 構成ファイルのエクスポートExport a configuration file
- エクスポートする設定ファイルを見つけて、[操作] 列の [エクスポート] をクリックします。 [設定のエクスポート] ダイアログボックスで、[エクスポート] をクリックします。
- エクスポートした構成ファイルを解凍します。
- 構成ファイルのインポート