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:MySQL 5.6を実行するApsaraDB RDSインスタンスのテスト結果

最終更新日:Mar 19, 2024

このトピックでは、MySQL 5.6を実行する汎用ApsaraDB RDSインスタンスのパフォーマンステストの結果について説明します。

説明

環境

このストレステストでは、SysBenchを使用して、ローカルディスクを使用する5つのRDSインスタンスのパフォーマンスをテストします。 これらのRDSインスタンスは、異なるインスタンスタイプを使用します。

  • インスタンスタイプ: rds.mysql.t1.small、rds.mysql.s2.large、rds.mysql.m1.medium、rds.mysql.c1.xlarge、rds.mysql.c2.xlarge

  • インスタンスファミリー: 汎用

  • エディション: RDS高可用性エディション

  • ストレージタイプ: ローカルディスク

設定

パフォーマンスは、データ量ストレステスト期間、およびパラメーター設定によって大きく影響されます。 このストレステストでは、次の設定を使用します。

  • データ量: テストするデータ量と各RDSインスタンスのテーブル数が異なります。 したがって、5つのRDSインスタンスの一部のテスト結果は類似している可能性があります。

  • ストレステスト時間: すべてのRDSインスタンスのストレステスト時間は60秒です。

  • パラメータ設定:

    • sync_binlog=1およびinnodb_flush_log_at_trx_commit=1: 毎回送信されたデータがディスクに完全に書き込まれていることを確認します。

    • rpl_semi_sync_master_enabled=ON: RDSインスタンスの半同期モードを有効にして、プライマリRDSインスタンスとセカンダリRDSインスタンス間のデータの一貫性を確保します。

    • Performance_schema=ON: メモリサイズが8 GB以上のインスタンスタイプを使用するRDSインスタンスのパフォーマンススキーマを自動的に有効にします。

      説明

      これらのパラメーター設定は、ApsaraDB RDS for MySQLの標準パラメーターテンプレートに含まれています。 標準パラメーターテンプレートをすべてのRDSインスタンスに適用すると、データの一貫性が最大化され、テスト環境は本番環境に似ています。

結果

2種類のクエリを使用してストレステストを実行できます。 データ量に基づいてストレステストの種類を判断できます。

  • キャッシュベースのクエリのストレステスト: このタイプのストレステストは、少量のデータを含むシナリオに適しています。 すべてのデータをInnoDBバッファプールに保存してアクセスできます。 InnoDBバッファプールのサイズを変更する方法の詳細については、「ApsaraDB RDS For MySQLインスタンスのInnoDBバッファプールのサイズの変更」をご参照ください。

  • ディスクI/Oベースのクエリのストレステスト: このタイプのストレステストは、大量のデータを含むシナリオに適しています。 最も頻繁に使用されるデータのみをInnoDBバッファプールに保存してアクセスできます。 ストレステスト中に、データはディスクから読み書きされ、InnoDBバッファプールが更新されます。

タイプ1: キャッシュベースのクエリのストレステスト

内存命中型

仕様 (インスタンスタイプ)

単一テーブルのデータボリューム

テーブル数

最大接続数

IOPS

SysBenchスレッドの数

SysBench読み取りの数

SysBenchの書き込み数

1コアと1 GBのメモリ

(rds.mysql.t1.small)

25000

32

300

600

8

450394

128684

2コアと4 GBのメモリ

(rds.mysql.s2.large)

25000

32

1,200

2,000

8

1045100

298598

4コアと16 GBのメモリ

(rds.mysql.m1.medium)

25000

128

4000

7000

16

1063846

303956

8コアと32 GBのメモリ

(rds.mysql.c1.xlarge)

25000

128

8000

12,000

32

2177504

622144

16コアと64 GBのメモリ

(rds.mysql.c2.xlarge)

25000

128

16,000

14,000

64

4686654

1339044

タイプ2: ディスクI/Oベースのクエリのストレステスト

磁盘I/O型

仕様 (インスタンスタイプ)

単一テーブルのデータボリューム

テーブル数

最大接続数

IOPS

SysBenchスレッドの数

SysBench読み取りの数

SysBenchの書き込み数

1コアと1 GBのメモリ

(rds.mysql.t1.small)

80,000

32

300

600

8

406238

116068

2コアと4 GBのメモリ

(rds.mysql.s2.large)

80,000

32

1,200

2,000

8

1013614

289604

4コアと16 GBのメモリ

(rds.mysql.m1.medium)

800000

128

4000

7000

16

1040154

295768

8コアと32 GBのメモリ

(rds.mysql.c1.xlarge)

800000

128

8000

12,000

32

2119922

605692

16コアと64 GBのメモリ

(rds.mysql.c2.xlarge)

800000

128

16,000

14,000

64

4434220

1266920