このトピックでは、ST_ExportTo関数について説明します。 この関数は、ラスターオブジェクトをobject Storage Service (OSS) オブジェクト、Multi-Cloud Object Storage (MinIO) オブジェクト、またはHadoop Distributed File System (HDFS) ファイルとしてエクスポートするために使用されます。
構文
boolean ST_ExportTo (ラスターソース、
cstring形式,
cstring url,
整数レベル=0);
パラメーター
項目 | 説明 |
---|---|
ソース | エクスポートするラスタオブジェクト。 |
形式 | エクスポートされたデータの形式です (GTiff や BMP など)。 |
url | エクスポートされたOSSオブジェクト、MinIOオブジェクト、またはHDFSファイルのURL。 この関数は、サブセットを指定するURLをサポートしていません。 詳細については、「オブジェクトストレージパス」をご参照ください。 |
level | ピラミッドレベル |
format パラメーターは、エクスポートされたデータの形式を指定します。 一般的な形式を次の表に示します。
フォーマット | フルネーム |
---|---|
BMP | Microsoft Windows Device Independent Bitmap(.bmp) |
ECW | ERDAS圧縮ウェーブレット (.ecw) |
EHdr | ESRI .hdr Labelled |
GIF | グラフィックInterchangeFormat(.gif) |
GPKG | GeoPackage |
GTiff | TIFF/BigTIFF/GeoTIFF(.tif) |
HDF4 | 階層データ形式リリース4 (HDF4) |
地理空間PDF | |
PNG | ポータブルネットワークグラフィックス (.png) |
コグ | クラウド最適化GeoTIFF |
説明
ラスターオブジェクトがエクスポートされると、関数はtrueを返します。 ラスターオブジェクトのエクスポートに失敗した場合、関数は false を返します。
ST_RasterDrivers 関数を使用して、サポートされているデータ型を取得できます。
例
-- ラスターオブジェクトをOSSオブジェクトとしてエクスポートします。
ST_ExportTo (ラスター、'GTiff' 、'OSS://<ak >:< ak_secret>@ oss-cn-beijing-internal.aliyuncs.com/mybucket/data/image.tif') を選択します。raster_tableから
id=1;
-ラスタオブジェクトをMinIOオブジェクトとしてエクスポートします。
ST_ExportTo (ラスター、「PNG」、「MIO://<ak >:< ak_secret>@ 10.0.XX.XX:443/mybucket/data/image.png」)
raster_tableから
id=1;
-- ラスタオブジェクトをHDFSファイルとしてエクスポートします。
ST_ExportTo (ラスター、「PNG」、「HDFS://<user_name>@ 10.0.XX.XX:8020/path/image.png」) を選択します。raster_tableから
id=1;