ブラウザーのOSSログと開発者ツールを使用して、Object Storage Service (OSS) バケットにアクセスするために送信されたリクエストに含まれるRefererを照会し、ビジネス要件に基づいてバケットのRefererベースのホットリンク保護を設定できます。 これにより、バケットへのアクセスを制限し、多数の予期しないリクエストによるトラフィック料金の増加を回避できます。
OSSログを使用したリファラーの確認
リアルタイムログクエリ機能を使用して、リソースが要求されたリファラーを確認できます。
OSSコンソールにログインします。
左側のナビゲーションウィンドウで、[バケット] をクリックします。 [バケット] ページで、ホットリンク保護が設定されているバケットをクリックします。
左側のナビゲーションツリーで、
を選択します。Referer情報がリクエストで送信された場合、RefererはRefererヘッダーフィールドに記録されます。 リクエストに空のリファラーヘッダーが含まれている場合、ログレコードのリファラーフィールドの値は「-」です。
リクエストにRefererヘッダーが含まれていない場合、ログレコードにはrefererフィールドは含まれません。
OSSログフィールドの詳細については、「ログフィールド」をご参照ください。
ブラウザでリファラーをチェック
一部のWebサイトやブラウザはリファラーを無効または非表示にします。 したがって、ブラウザでリファラーヘッダーが見つからない場合があります。 セキュリティポリシーは、Referer情報を変更または非表示にする場合もあります。 実際のリファラー情報を確実に取得するために、OSSログを使用してリファラーを確認することを推奨します。
このセクションでは、Google Chromeブラウザを使用してリファラーをチェックする方法を示します。
ChromeでWebページを開きます。
右上隅の [その他] アイコンをクリックし、[その他のツール] > [開発者ツール] を選択します。
[開発者ツール] で、[ネットワーク] タブをクリックします。
Webページをリロードしてネットワークリクエストをトリガーします。
Refererヘッダーを照会するネットワークリクエストを見つけます。 フィルターを使用して、目的のリクエストをすばやく見つけることができます。
[名前] 列でリクエスト名をクリックします。 右側に表示されるペインの [ヘッダー] タブで、[リクエストヘッダー] セクションの [リファラー] ヘッダーを確認します。
Referer情報がリクエストで送信された場合、RefererはRefererヘッダーフィールドに記録されます。
Refererヘッダーがリクエストに含まれていない場合、Referer情報はrequest Headersセクションにありません。