このトピックでは、Function ComputeのPHPランタイム環境でコードを記述する際に必要なコンテキストについて説明します。
コンテキストとは何ですか?
Function Computeが関数を実行すると、関数の実行に使用されるメソッドにコンテキストオブジェクトが渡されます。 コンテキストオブジェクトには、呼び出し、サービス、関数、、および実行時環境に関する情報が含まれます。
PHPランタイム環境では、$contextパラメーターの値は配列型です。 次のコードは、$contextパラメーターを定義する方法の例を示しています。
[
'requestId' => 'b1c5100f-819d-c421-3a5e-7782a27d8a33',
'credentials' => [
'accessKeyId' => 'STS.access_key_id',
'accessKeySecret' => 'access_key_secret',
'securityToken' => 'security_token',
],
'function' => [
'name' => 'my-func',
'handler' => 'index.handler',
'memory' => 128,
'timeout' => 10,
'initializer' => 'index.initializer',
'initializationTimeout' => 10,
],
'service' =>[
'logProject' => 'my-log-project',
'logStore' => 'my-log-store',
'qualifier' => 'qualifier',
'versionId' => '1'
],
'region' => 'cn-shanghai',
'accountId' => '123456',
'tracing': {
'openTracingSpanContext': 'xxxxxxxxxxxx',
'jaegerEndpoint': 'xxxxxxxx',
'openTracingSpanBaggages': []
}
]
次の表に、$contextパラメーターに含まれる情報を示します。
項目 | データ型 | 説明 |
requestId | String | 関数を呼び出すために使用されるリクエストの一意のID。 エラーが発生した場合のトラブルシューティング用のIDを記録できます。 |
資格情報 | 次のフィールドを含む配列。
| サービスにリンクされたロールを引き受けることによってFunction Computeが取得する一時的なAccessKeyペア。 一時的なAccessKeyペアは36時間有効です。 コードで |
関数 | 次のフィールドを含む配列。
| 関数の名前、ハンドラー、メモリ、タイムアウト期間など、呼び出された関数に関する基本情報。 |
service | 次のフィールドを含む配列。
| 関数が属するサービスに関する情報 (Simple Log serviceの名前、関連プロジェクト、Logstore、バージョン、サービスのエイリアスなど) 。 |
region | String | 関数が呼び出されるリージョンのID。 たとえば、関数が中国 (上海) リージョンで呼び出された場合、リージョンIDはcn-Shanghaiです。 詳細については、「サービスエンドポイント」をご参照ください。 |
accountId | String | 関数が属するAlibaba CloudアカウントのID。 |