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:CLI 1 クイックスタート

最終更新日:Feb 14, 2025

説明

注: 事前に Batch Compute サービスにサインアップしていることを確認してください。

内容:

1. Batch Compute-cli ツールのインストールと構成

インストールと構成 Batch Compute-cli ツール。

2. ジョブの準備

これは合計ジョブです。input.txt 内のすべての数値が加算され、合計が output.txt に書き込まれます。

計算プロセスは単純です。そのため、このジョブに必要なタスクは 1 つだけです。

この例では、OSS ディレクトリが VM ローカルディレクトリとしてマウントされ、ファイルが操作に使用されます。

2.1. データファイルを OSS にアップロードする

ファイル input.txt を作成します。

input.txt の内容は次のとおりで、通常は 1 つの数値が 1 行を占めます。

2
40
51

input.txt を以下にアップロードします。

bcs o up input.txt oss://your-bucket/sum/inputs/

# ファイルが正常にアップロードされたかどうかを確認します
bcs o ls oss://your-bucket/sum/inputs/
  • your-bucket は自分で作成したバケットを示します。この例では、リージョンが cn-shenzhen であると想定されています。

  • bcs oss コマンドは、OSS インスタンスに関連するいくつかの典型的な操作を実行できます。bcs oss -h は、このコマンドに関するヘルプ情報を表示します。テストするデータが少ない場合は、このコマンドを使用することをお勧めします。データ量が多い場合、マルチスレッドがまだ実装されていないため、アップロードまたはダウンロードに時間がかかります。 OSS インスタンスへのデータのアップロード方法の詳細については、「OSS ツール」をご参照ください。

2.2. タスクプログラムを準備する

sum.sh の内容は次のとおりです。

#!/bin/bash
t=0
while read LINE
do
 t=$(($t+${LINE}))
done < /home/inputs/input.txt
echo $t
echo $t > /home/outputs/output.txt

ステップ 1 では、input.txtoss://your-bucket/sum/inputs/ ディレクトリにアップロードされます。上記のプログラムでは、input.txt は VM ローカルディレクトリ /home/inputs/ から読み取られます。これは、Batch Compute の OSS マウント機能によって実装されます。機能の構成については、次のステップで説明します。

このサンプルプログラムでは、bash スクリプトを使用して合計関数を実行します。スクリプトで他のアプリケーションを実行することもできます。 Batch Compute 環境へのアプリケーションのデプロイ方法の詳細については、「カスタムイメージ」および「Docker の使用」をご参照ください。

3. ジョブの送信

sum.sh があるディレクトリで、次のコマンドを実行してジョブを送信します。

bcs sub "sh sum.sh" -p sum.sh -r oss://your-bucket/sum/inputs/:/home/inputs/ -w oss://your-bucket/sum/outputs/:/home/outputs/
  • デフォルトのイメージとデフォルトのインスタンスタイプ がここで使用されます。

  • -r は読み取り専用マウントを示し、OSS ディレクトリ oss://your-bucket/sum/inputs/ が VM ローカルディレクトリ /home/inputs/ にマウントされます。このようにして、プログラムは /home/inputs/ ディレクトリにある input.txt にアクセスできます。

  • -w は書き込み可能マウントを示し、OSS ディレクトリ oss://your-bucket/sum/outputs/ が VM ローカルディレクトリ /home/outputs/ にマウントされます。ローカルディレクトリ /home/outputs/ に書き込まれたファイル output.txt は、プログラムの実行が終了すると、対応する OSS ディレクトリに自動的にアップロードされます。

4. ジョブの実行ステータスと実行結果の表示

次のコマンドを実行して、ジョブを監視できます。

bcs j   # ジョブリストを取得します。取得されたジョブリストは毎回キャッシュされます。通常、キャッシュ内の最初のジョブは、送信したジョブです。
bcs j 1  # キャッシュ内の最初のジョブの詳細を表示します
bcs log 1 # キャッシュ内の最初のジョブのログを確認します。

次のコマンドを実行して、結果を表示できます。

bcs o cat oss://your-bucket/sum/outputs/output.txt