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改正個人情報保護法とよくいただく質問

2022年4月1日に改正個人情報保護法保護法が施行されました。この改正に伴いお客さまから、特に個人情報の越境移転についてのご質問をいただく機会が増えましたので、クラウド事業者とお客さまとの関係についてを含め、ここでまとめておきたいと思います。

改正個人情報保護法に関連してよくいただくご質問とその回答

Q1. 当社はアリババクラウドにデータを提供しますか?

 お客様がアリババクラウドを利用されたとしても、アリババクラウドがお客様の環境内にあるデータにアクセスすることはございません。

お客様がアリババクラウド環境上に保管する個人データについては、アリババクラウドが「当該データを取り扱わないこととなっている」ため、個人データを提供したことにならないと判断され、「本人の同意」を得る必要もありません。(「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」に関するQ&A Q7-53もご参照ください)。 

 お客様がアカウント開設等の目的でアリババクラウドに提供する可能性がある個人データについては、アリババクラウドのプライバシーポリシーに従った取り扱いを行い、これを逸脱することはありません。

  アリババクラウドが取得する個人データについては”A. COLLECTION OF PERSONAL DATA”をご覧ください。アリババクラウドが個人データを取り扱う目的については”B. PURPOSES FOR THE COLLECTION, RETENTION, USE, DISCLOSURE AND TRANSFER OF PERSONAL DATA”をご覧ください。


 Q2. 当社がアリババクラウド環境上に保管したデータは国外に移転されますか?

 アリババクラウドは、世界28の地域(リージョン)86のアベイラビリティゾーンを展開しています。お客様が日本リージョンを選択した場合、データは日本国内で保護され日本国外に移転することはありません。


 Q3. アリババクラウド本社の中国に所在するエンジニアが当社データにアクセスすることはありますか?

 アリババクラウドは世界中でサービスを展開していますが、どの国や地域であってもお客様データにアクセスすることは社内ポリシーで禁止されています。ポリシーは定期的なトレーニングで徹底的に教育する他、複層的な技術的対策を施すことで厳格に運用されています。


 Q4. アリババクラウドのデータセンターはどの国の法律に準拠していますか?

 データセンターは、その所在する国や地域の法規制を遵守して運用しています。諸外国化らのデータ開示命令についても、データセンターが運用されている国や地域の法規制の定めに従って対応しますので、データセンターの選択の際にはあらかじめ検討される国や地域の法規制をご確認の上選択されることを推奨しています。 お客様が日本リージョンを選択された場合、お客様へのサービスの提供は日本の法規制に準拠して行います。


 Q5. アリババクラウドに預けた個人データが国外に移転されることはありますか?

お客様がアリババクラウドを利用される際にデータセンターの地域(リージョン)を日本リージョン以外とされた場合、データセンター上での個人データの処理は日本国外で行われていることとなります。

アリババクラウドはAPEC CBPR及びAPEC PRPに準拠しているため、アリババクラウドが責任を負うべき範囲においては個人データの移転を日本から自由に行うことができます。これは、個人情報保護法第28条第1項で除外される「個人情報保護委員会規則で定める基準に適合する体制を整備している者」の一つとしてAPEC CBPRが含まれており、アリババクラウドはAPEC CBPRの認証取得事業者であるためです。

しかし、共有責任モデルのお客様責任領域で行われる個人データの国外への移転については、お客様がコンプライアンス対応を行う義務を負いますので、個人情報保護委員会が提供するガイドライン「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(外国にある第三者への提供編)」をご参照の上適切な対応をされる必要がある点にご注意ください。

APEC CBPRと個人データの越境移転との関係についての詳しい情報は個人情報保護委員会の個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(外国にある第三者への提供編)」4-3項 “個人データの提供を受ける者が、個人情報の取扱いに係る国際的な枠組みに基づく認定を受けていること(規則第16条第2号関係)”もご参照ください。

 アリババクラウドについて

アリババグループのデータ・インテリジェンスの中枢であるアリババクラウドは、世界28のリージョンで86のアベイラビリティゾーンを展開し、世界中の数十億の企業顧客や個人にITサービスを提供しています。アリババクラウドは、アリババクラウドは、運輸、銀行・投資サービス、保険、製造・天然資源、卸売業などの各分野においてグローバル市場シェアを高め、米調査会社ガートナーが公開した最新レポートで、4年連続、売上高で世界3位、アジア太平洋地域で1位のIaaSプロバイダーに認定されています(*)(*Gartner Market Share: IT Services, Worldwide 2021)

 アリババクラウドは事業を展開する国と地域で適用される法律や規制を遵守しており、現在世界で80以上のセキュリティとコンプライアンスの認証を取得しています。日本語で発行したホワイトペーパーやコンプライアンス活動に関する情報は、Japan Trust Centerにまとめていますので、こちらもぜひご訪問いただければ幸いです。

 https://www.alibabacloud.com/ja/trust-center/japan

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